今回京あはせでは、東寺真言宗様から、ウクライナ軍事侵攻犠牲物故者慰霊並びに平和祈願法要のための祈願文、「願文」の翻訳を依頼されました。
特別法要は令和4年6月24日、東寺の大日堂で、ウクライナ駐日大使はじめ在日ウクライナの方や関係者の方をお招きし行われました。当社代表の山村も、願文の英訳を担当したご縁で、英文司会で急遽参加させていただきました。以下、当日の様子を少しご紹介させていただきます。
お堂にはウクライナの国花であるヒマワリの花が飾られ、総勢13名の職衆様が一斉にお経を上げる荘厳な雰囲気に包まれました。
東寺真言宗宗務総長様が読まれた願文では、宗教や文化の違いを超えたウクライナの方々への鎮魂、そして世界平和への願いが強調されました。
そしていよいよ、当社で翻訳し作成した英文版の願文が、法要の趣旨に賛同しルーマニアから来られたマルガリット・ドリーナ・ニコレッタさんにより音読されました。
駐日ウクライナ大使のセルギー・コルスンスキー氏からは、願文にある内容と同様に、「民族や文化、宗教が異なっていても平和を愛する気持ちは同じ、特に仏教が最も価値を置く命や平和という考え方に共感する」というご挨拶をいただきました。
今回このような重要な機会をいただくことができ、大変ありがたく、また身の引き締まる思いです。当社が翻訳した「願文」はこの後、海を越えてウクライナ本国のゼレンスキー大統領へ届けられると伺っていますが、今回の仕事に関わったすべてのスタッフ、関係者一同の平和への想いが、事態の収束につながることを祈っています。
改めて、今回ご協力いただきました東寺真言宗宗務庁の関係者の皆様、印刷でお世話になりました河北印刷株式会社様にお礼申し上げます。
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